ゼロ半旅行記
今回、原付で行き道307km 帰り道301kmの計 608kmを1泊2日でやり遂げるという無茶な旅に出かけました。
出発は、土曜の夜中で日曜日の夜には家に帰り月曜日の朝は、いつも通り学校に行くという予定でした。
期待と不安を胸に背負って出発です!
2人で行ったのですが、集合は、朝の4時 。 興奮しているせいか中々寝ることが出来ず、僕は寝ないまま朝の1時半に家を出ました。(これが後々後悔することに…)まず、ガソリンを満タンにし、そして2人分の食料を買っておきました。
そして集合場所には、午前2時時過ぎにつき、仕方ないので集合時間の4時まで待つことにしました。ここで携帯を使うと充電が途中もたないので 怪しまれながらも2時間原付の上で特に何もせずに待つことにしました。相方が来ましたいよいよ出発です!!
朝食は、ネギたま牛丼でした。
新型ウイルスの感染対策のため店内では、食べず持ち帰りで駐車場で食べることにました。〝 新たしい生活様式〟です。なおこの2日間飲食店には、寄ったものの全て駐車場で食べ、食事は、このスタイルで2日間過ごしました。
持ち物は、テント、寝袋、ランタン、着替え、食料、焚き火台、薪で
それぞれテントは、原付のシートに 。 寝袋、ランタン、着替え、焚き火台は、大きめのリュックサックに
そして、原付の後ろにクーラーボックスを取り付けその中に食料を入れました。薪は、クーラーボックスの上に箱のまま取り付けました。
順調に走行距離を伸ばしているももの、背負っているリュックサックがかなり重たいのです。 僕が原付に座っているというより、リュックサックが原付に座っている状態でした。
途中なんども休憩し肩を休めながら走っていましたがそこで相方からこんな意見をもらいました。リュックサックを足元において、足で挟んで走行したらどうかという意見です。足元が広い特徴のスクーターならでは、の作戦です。 さっそく実行しました。すると体が楽で楽で仕方ありません。
旅は、順調に進みました。途中日が出てきましたが町の中だったためあまり綺麗には、見えませんでした。そして海が見えて来ました。とても感動し「ふぉぉ海だ!」と思わず声に出してしまいました。
バイクをとめて休憩をし、再び出発しました。
するとここで事件が発生しました。
ほぼ寝ていない状態でここまで走っていたため眠くて眠くて仕方ありません!インカムで走行中は、相方と常に通話できる状態にしているためそんな僕の様子に気づいたのか「コンビ二で一休みするか?」と声をかけてくれましたが先は、まだ長いことを知っていたためギリギリの意識の中「まだ大丈夫」と休憩しないことを選択しました。しかし、眠たいものは、眠たいです。そんな状態で運転していたので途中ハンドルが取られ、しまいには、前方の相方のバイクに軽く追突しそうにもなりました。命の危険を感じた僕は、相方に「やっぱり止まれるところで一休みしよう」と伝え、結局次のコンビ二で休憩することにしました。 水とエナジードリンクを購入しすぐさま飲みました。 そして僕は何をとち狂ったのか、手にエナジードリンクをわざとこぼし目にすり込んだのです。 人間の〝本能 〟とも言えるでしょうかそれほどに眠たく危険な状態でした。
お陰様でバッチリと目が覚めて安全に出発することが出来ました。
そして、ここで2つ目の海が見えて来ました。とても綺麗でした。この日は強風注意報がでており風が強く途中なんどもバイクのハンドルがとられそうで怖かったです。気のせいかもしれませんが、吹いている風にどこか塩分も感じとれました。
最高です。
そして温泉に行き旅の疲れをひとまずは、癒しました。
そうしてキャンプ場に到着しました。
もう既に夕暮れで朝の4時からここまで307km本当に良く頑張ったと思います。
とにかく腰を下ろして早く休みたいのでいつもなら1人で立てるはずのテントを2人で協力し立てました。他のキャンパーさんや互いの〝 ソーシャルディスタンス〟を保つ為に、2つのテントをL字に張りました。
いつもなら2つテントを立てたとしても並列や対面でしたがL字は、L字でお互いにちょうど良い距離も保てて非常によかったです。
夜ご飯は、カップラーメンでした。 風が強いのと〝 やかん〟を持ってきていないためお湯は、ガスストーブで沸かしました。 外で食べるカップラーメンは、とても美味しかったです。 そして風が少し収まったので焚き火をしました。マシュマロを2個ほど炙って食べ。その日は、寝ることにしました。
やはり風が強く夜中なんどもテントごと揺れましたが疲れていたのかそんなのは、気にならずとくに寒くもなく朝までぐっすり眠れました。
そして朝は、2人で音楽を聞きながら朝日を見ました。
とても綺麗で最高でした。
さあ、いよいよ2日目がスタートしました。家に帰らなくては、なりません。
親に心配をかけていることもあり帰りは、早くてなお安全な道を選択しました。
途中休憩をはさみながら、すれ違うバイカーさんたちには、〝 ヤエー〟をし帰路も順調に距離を伸ばしました。
そして途中吊り橋があったので渡ることにしました。長くて渡ってみるとやはり怖かったです。
いつもの地元の道に戻りました。どことなく安心感を覚えたと同時に「本当に片道300km」走ったんだと実感しました。
そして集合場所のコンビ二に到着しここで解散することにしました。〝 ここで始まりここで終わり〟
朝みたはずの日が西へと沈み、そして夜を迎えまた東から日が昇る あそこでみたはずの朝日が帰るころには、西へ沈む。どこか感慨深いです。
今回かなりの無茶をしてしまいましたが排気量50cc途中色んな思いやドラマがありとても充実した2日間でした。
本当にありがとうございました。